採用面接の持ち物って?

就職活動

「面接には何も持って行かない方がいいですか?」という質問を受ける時があります。
結論「会社から禁止されておらず、面接官に見せたいものがあれば持参しよう!」です。

暗黙の了解

我々日本人はとてもまじめで、場の空気を読むことに長けています。暗黙の了解という言葉が示すように、目には見えない、形式値されていないルールを大切にしています。そして敏感に暗黙の了解を見つけようとしています。

もちろん、その感性が自身の評価を高め、身を守る場合もあります。しかしそういったものを意識し過ぎるあまり勝手に「皆〇〇しないから、〇〇も辞めておいた方がいいだろう」と新たな脳内ルールを規定していませんか?

脳内ルールを意識し過ぎるとどんな弊害があるのでしょう。それは簡単です。「突出できない」のです。打たれてもいないのに勝手に自身の杭を低くしてしまうのです。これでは面接の場で満足する自己表現なんてできません。

情報の補完

私には面接で語ることのできる「ガクチカ(学生時代頑張ったこと・力を入れたこと)」が
ありました。大学から数百万円のお金をもらい、とあるプロジェクトを実施したこと。記者にニュースを売り込み記事にしたこと。

ただ、このストーリーを言葉と文字だけで伝えるのには限界があります。それは、言葉や文字とは人によってニュアンスが異なる上、伝えられる限界があるからです。

そのため私は成果物を面接で見せていました。

前後の文脈は置いておいておきますが、「とても頑張った」この言葉であなたはどのくらいの努力を思い描きますか?おそらく自身が経験した苦労をベースに想像を組み立てるのではないでしょうか。
また「頑張った」という言葉は抽象的で具体性にかけます。

そこで、言葉や文字だけでは伝えられない、写真、画、物を使い情報を補完してほしいのです。

こちらの資料をご覧ください。どちらが分かりやすいでしょうか?

一目瞭然ですよね。

武装した新卒就活時代

私が就活時代に心掛けたのは、面接官のイメージを補完できるものを、とにかくカバンに忍ばせておくことでした。たとえば、記事の印刷物、プロジェクトの完成資料、写真、提案資料などです。

面接の途中で「こちらご覧ください」と見せると、前提事項の説明時間を省略でき、PRタイムを増やすことができます。面接官の記憶に残り、もしかすると「用意周到な学生だ」と思われたかもしれません。

皆さんも、面接時に会社から禁止されていないのであれば、見せられるものはカバンに入れて武装(ここでの武装とは、見せられるものを準備した状態を指します)した状態で臨みましょう。

禁止されておらず、相手に迷惑をかけないのであれば、とにかく使えるものは使う。そう、あなたは希望の会社に受かればいいのです。就活のゴールは「後悔することなく、心から納得する結果を残す」これに尽きますから。

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